アグネス・チャンへの殺害予告で東京の15歳の少年が家宅捜査を受けていることがわかりました。
「慈善活動をしているのに、豊かな生活をしているのに許せなかった。こんなに大騒ぎになると思わなかった」
と反しているようです。
まあ、ネット上で殺害予告すればこんな大騒ぎになるのは当然のことなのですが、15歳といえば中3でしょうか。
高校受験とか大丈夫なのでしょうか。
この15歳に同情する点はなにもないのですが
「慈善活動をしているのに、豊かな生活をしているのに許せなかった。」
という発言がちょっと引っかかりますね。
そもそもアグネス・チャンは慈善活動をしているのでしょうか?
芸能人の慈善活動
芸能人の慈善活動というと杉良太郎さん。
と書くと慈善活動と杉良太郎さんが結びつかない方もいるかもしれません。
しかし、実は杉良太郎さんは56年間にわたって慈善活動を続けていらっしゃった「本物」です。
つまり、今回殺害予告をした少年と同じ15歳の時から慈善活動を続けていらっしゃるのです。
2008年には芸能人では初めてとなる緑綬褒章を受賞していらっしゃいます。
杉良太郎さんの活動で一番長く続けていらっしゃるのが「刑務所への慰問活動」。
50年以上に渡る活動で法務大臣から特別矯正監を任命されています。
東日本大震災の時は
車両12台(20トントラック2台、タンクローリー車1台、冷蔵・冷凍車2台、車7台)に水2トン、男女下着類4000枚、歯みがきセット1万セット、入れ歯洗浄剤500個、クレベリン業務用セット2000セット、だるまストーブ21台、石油ストーブ8台、灯油・ガソリンなど
を私財を投じて支援しています。
杉良太郎さんが偽善、売名行為だと言われた時に返した言葉が
「ああ、偽善で売名ですよ。偽善のために今まで数十億を自腹で使ってきたんです。私のことをそういうふうにおっしゃる方々もぜひ自腹で数十億出して名前を売ったらいいですよ」
そしてベトナムへの支援活動。
孤児院で生活している孤児を養子として81人も迎えていらっしゃいます。
他にもまだまだありますが、これだけのことを私財を投じて50年以上続けてきていらっしゃるのです。
そしてそれをマスコミにペラペラ喋ったりしません。
こういうのが本当の慈善活動ではないでしょうか。
杉さんは慈善活動に関してこう言われています。
福祉をやるには確かに時間とお金がかかる。
特にお金がないと見栄えのいい福祉はできません。
でも、お金がない人は時間を寄付すればいい。
お金も時間もない人は、福祉に対する理解を示し、実際に活動をしている人に拍手を送るだけで十分。
それでもう立派な福祉家なんです。福祉ってそういうもんです。
こういう人を見るとアグネスの活動が慈善活動なのか?という疑問が出てくるのですが
多分、彼女への反感の本質は
全く日本とは一切関係ないアグネス・チャンという「外国人」が
日本人へ何故か大々的に寄付を要請していることへの違和感
というものが大きいのではないでしょうか。
本物のユニセフ大使である黒柳徹子さんは特別目立った寄付の要請はしていないし、実際にご自分が先端に立って活動なさっている。
この辺は杉さんと同じで黙ってやるべきことをやっている。
けっしてマスコミに豪華な自宅を公開したりしない。
なんか根本的に違うんですよね。
この違和感があるかぎりアグネス・チャンは今後も受け入れられることはないでしょう。
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